7月下旬、ひょんなことからドイツへ行くことになりました。数年ぶりで、いろいろ面白い体験をしてきました。
世の中がみんなロンドン方向を向いている間、私はボンでベートーベンの生家を訪ね、
自筆楽譜や使っていたというクラビア（ピアノフォルテ）や有名な補聴器を見たり、Tシャツを買ったりしました。
実は、本来の目的は、ヨーロピアン・ゴ・コングレス（EGC 2012）に参加して碁を打つことだったのですが
（詳しくはこちら、碁鷲会のホームページをご覧ください）
それ以外の時間は ソーセージを食べ、ビールを飲んで、ぶらぶらしていました。
それからスイスへ足を延ばし、マッターホルンを見てきました。2週間ほど、まあこのような機会はないだろうと、
興味のおもむくまま、いろいろ方向を見渡し、写真も撮ってきました。かいつまんでご紹介します。

ベートーベンの聖地、ボンですから、さぞかし立派な施設だろうと思いきや…！　最初は通り過ぎてしまいました。
左の写真、真ん中辺のピンクの建物です。近づいてみると、ドアの上に「BEETHOVENS GEBURTSHAUS」とありますが。
中は撮影禁止なので、写真は撮りませんでした。例の補聴器はブリキ職人が手作りしたような、形もいびつな
ものでしたが、見ていると、ベートーベンという人の意思と成し遂げたことに、改めて圧倒されます。

ボン市として、ベートーベンめぐりの関連施設をあちこちに作ってあるようですが、私が行ったのはこの2か所。
左はベートーベンホール（後方）の前の庭にある彫刻。右はミュンスター広場にあるベートーベン像。ベートーベンの家は
ここから300メートルぐらいはなれたマルクト広場から入る通りにあるのですが、なかなかわからなかった。
この時期は音楽はオフシーズンで、どこもコンサートはやっていなかった。残念。

この若者たち、何だと思いますか。コスプレやっているのです。聞いてみると日本のコミケのようなイベントがあり、
左の写真の子たちはそこへバスで行こうとしていることろ。右はその会場でのスナップ。みんな喜んで写真を撮らせてくれました。

たまたま小雨模様で、盛り上がりに欠けているようでしたが、それぞれ思い思いのコスチュームで続々やってきます。
私がすぐにわかるキャラは全くいませんでしたが、バラエティー豊かで、ひとりひとりはとても撮りきれません。
現在のドイツの若者に人気のコミックを反映しているのでしょうね。

一般の人も結構面白がって、このシーンを楽しんでいるようです。コスチュームをそろえているお店もありました。
驚いてしまったのは、この日ホテルでなんとなくテレビをつけたら、日本のアニメをやっていたこと。
もちろんドイツ語の吹き替えで、タイトルも「DETEKTIV CONAN」になってました。
他にも色々な日本のアニメが放映されているのでしょうね。こういうのを目の当たりにすると、カラオケに次いで
マンガ、アニメも世界中の生活文化になっていきつつあることを実感します。

つづく→