大迫さんの帰国に合わせて８名が土手の桜がほころび始めた３月２４日に集まりました。

　ほとんどが卒業以来の再会でしたが、故郷の鹿児島に一緒に旅行したことやメ-ソン神父様指導の下、ドラマ「Our Town」に出たことなどすっかり学生時代に戻って話のつきることのない楽しい時間でした。

　根掘り葉掘りお聞きした大迫氏の公私にわたる４０年のあらましは以下のとおりです。

　卒業後、学研に在籍の後ミシガン大学に留学して心理学を学び、ニッセル先生のお世話で上智大学で 講師を勤める。３０歳の時に子供の時からの夢であった国連に入り、ユネスコ本部パリに勤務。その後もジュネーブ、ハンブルグのユネスコ関連機関で活躍され、ストックホルム大学客員教授をされてリタイヤ。その間各国の教育事情に関する論文や著書も出版。

　まさに国際派ソフィアンを絵に描いたような経歴です。私的な経歴ももちろん国際派にふさわしく華やかですが、個人情報保護法に触れますので公開をさしひかえます。現在は美人で有名なスウェーデン人の奥様とストックホルムで優雅にお暮らしということだけ報告させて頂きます。

　社会保障のゆきとどいた国で病気や老後など何の憂いもなく、暗いニュースばかりの日本から見るとうらやましい限りですが、ご本人のコメントは

　「家はあるけどホームはない。」

　・・・日本人はたまた九州男児としての心でしょうか、なんともイミシンです。篠崎　多由美

（写真はホテルニューオータニ「ほり川」にて）